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  1. 子育てコラム
 

子育てコラム

ちょっと気になることをお話ししていきます。

2021/08/25
お子さんの長い夏休み明け頃には
新聞紙面では自殺防止の記事が目立ちます。

明日から学校かぁ…。

ふとお子さんがそうつぶやいたら、何て声をかけますか?


そんなこと言ってないで
宿題、終わってるよね。
気合い入れて明日は早起きしようね。
2学期も頑張ろうね。


親業を知らなかった頃の私は
そんな声かけをしていたかもしれません。



2学期が始まる前は
お子さんがどんな様子か
何気なく観察をしてみましょう。


なんとなくつまらなさそう。

声のトーンが沈んでいる。

表情が暗い。



そんなときには、場合によっては
学校に行きたくないなぁって
思っていることがあるかもしれません。



大人でも長期休みの後は、なんとなく仕事に行きたくないなぁ…なんて思うこと、ありませんか?

行きたくない

と口にするだけで
心が軽くなった経験はありませんか?


お子さんが心のSOSを口に出来るように

もし、学校に行きたくない、と言われたら

学校に行きたくないんだね。

と気持ちに寄り添った言葉かけが効果的です。

わかってもらえたと感じると、親に話をしてもいいんだ…と思えて、
心の中を話したくなるかもしれません。



2021/08/23
娘はどうしたら”普通”になれますか…。

本の新聞広告欄で目にしたコピーです。


今から20年以上前…私が親業に出会う前に、友人との会話の中で口癖のように言っていた言葉がありました。

フツー○○だよね。


類は友を呼ぶ、と言われるように、友人も

そうそう!フツー○○だよ。


と笑い言い合っていた頃を、そのコピーを見て思い出しました。




自分の価値観が、さも普通と思い込んで頑なに守っていたり、誰かに押し付けていたりしていないかな。


そして、我が子だって、別々の人格をもつ人間同士、価値観が違って当たり前なんです。

親子関係においては、自分の子どもの頃を思い出すことが、価値感の洗い直しにつながることがあって効果的ですが

時代は大きく大きく変わってることも、忘れてはいけないことだと改めて思います。









2021/08/16

偶然あるところで目にしたこんな記事。




「頑張ってって言わないでほしい。」と言われました。

この言葉にはポジティブな意味しかないと思っていたから、軽くショックでしたが、人の感じ方ってさまざまなのかなぁ…と思いました。


確かに「頑張ってね!」「うん、ありがとう。」そんなシーンが思い浮かぶことが多いかもしれません。





先週のNHK朝ドラ『おかえりモネ』でのワンシーンですが、気象情報で車椅子マラソンの選手のサポートをします。

車いすマラソン強化選手選考会で、必死に走る姿に


 

がんばれ!!がんばって!!と声援を送ります。




わかっとるわ!見とけ!!

 

 

 

 

強化選手役は関西弁でハッキリした性格設定です…。





頑張っている人に「がんばって!」ということは


わかってるよ!
こんなに頑張っているのに、もっとどうしろって言うの!!
ほっといてよ!!!




そんなふうに思わせてしまうリスクがあるんです。




さて、では頑張っているお子さんにはどんな言葉をかけたらいいのでしょうか。

お子さんの様子を見て、親のあなたが感じたことを言葉にしてみませんか?




我が家の孫は日に日に出来ることが増えているので、〇〇が出来たねぇ…ばぁばはとっても嬉しいなぁ…。と目尻を目いっぱい下げて伝えています。







私は普通に会話をしている時には何気なく、口癖のように「頑張ってね」と口にしていましたが、
頑張れって言われるの好きじゃないんだよね…。」とある方が話すのを聞いてからは、気をつけるようにしています。







 

 

 

 

 


2021/08/14
親の意見とナスの花は千にひとつも無駄はない

という昔からのことわざがあります。

ナスの花は咲けば必ず実をつけるのと同じように、親の意見というものは、すべて子のためになることの教えとあります。



私は親業を学ぶ前に子育てをしていたので、子どものために、良かれと思ってアドバイスばかりをしていました。

〇〇したほうがいい。
〇〇するべきよ。

その時の私は、『言われて学習して身についていくんだ』と思っていました。

しかし、親業を学んで愕然としました。


子どもの考えるチャンスを奪い、自分は考える能力がないんだと思わせてしまい、責任感も育たないとわかったからです。





私はNHK朝の連続テレビ小説が大好きです。

 

今週の『おかえりモネ』では『アドバイスすること』について考えさせられるシーンが描かれていました。



熱意に応えなきゃって、やみくもにあなたの意見にしたがったかもしれない。

あなたに愛着や恩義を感じて。


それで最悪な結果になったら、お互い耐えられないですよ。



大人同士でのシーンでしたが、親子の場合で、望む結果が迎えられなかったらどうでしょうか。



ママが言ったとおりにしたのにダメだったじゃないか!

パパ、○○しなさいって、言ったよね、どうしてくれるんだよ!!



あなたのためを思って『アドバイスがしたくなったら』、親子関係が崩れてしまうリスクがあることを覚えておきたいです。


2021/08/11
夏休みはお子さんたちがいろんな経験をして成長できるチャンスの時。


娘たちが小さい頃は帰省をして、じぃじに畑に連れて行ってもらって、
もぎたてのトウモロコシや枝豆をゆでて食べて、その甘味に感動したり。
池の鯉に餌をやったり。

夏休みには、普段はなかなか味わえない、触れる機会がない体験をしていたお子さんも
多かったのではないでしょうか。



昨年からのコロナ禍で、思うようにお出かけも出来ない状況は残念ですね。
お出かけ以外でも、お子さんが興味があること、やってみたいことを、やらせてあげてみてはいかがでしょうか。

私は、『転ばぬ先の杖』で、娘たちがやりたいことに『待った』をかけることが多かったんです。

失敗しないように。
失敗したらかわいそう。
むしろ私が安心したいためにやらせなかったことのほうが多かったかもしれません。
親業を学んで、そんな大きな余計なお世話を反省しました。



イチローさんもその昔4000安打を達成したときにこんなコメントを残しています。

4000のヒットよりも8000回以上は悔しい思いをしてきた。

失敗をめげずにポジティブにとらえて、失敗から学習すればいいんですよね。



もちろん、危ないことや命にかかわることは、子どもが納得できるように、データなどを親がしっかり示す必要があるでしょう。



2021/08/09
参加の原理』という言葉をご存じですか?


なにか決めごとをする、ルールを作る、などの時に、

自分も一緒に参加することで当事者意識が生まれ、決定事項に責任を持つことが出来るようになる

というものです。


以前、ネットアドバイザーの方に聞いた話では、家庭の中でスマホ使用についてのルールがあるかどうかを親子に調査したところ

『親の80%が有る』『子どもの60%が有る』と回答したそうです。

この20%に差は何でしょうか?

親からの「〇〇しようね」と押し付けられたルールだそうです。
子どもは当然納得していないので、ルールとは思っていないことが多いそうですよ



親業を学ばれたA子さんは

お母さんは〇〇したいんだけど、あなたはどうしたい?

という声掛けが習慣になったそうです。


子どもの話にしっかり耳を傾けて気持ちに寄り添い、必要であれば親業の第三法を使って親子がお互いに納得のいく解決策を探していく過程も、また楽しいそうです。









2021/08/05
先日、Aさんが「木曜日に〇〇体験会に行ってきたのよ。」と話してくれました。

どうやら気に入った様子で「8月からの本講座に申し込んだの。」と続報も教えてくれたので

「5日の木曜日から行くの?」と聞いたら「7日の土曜日コースよ、平日は仕事だもん。」との返事。



あぁ…やってしまった…そうですよね…すっかり私は体験会と講座日が同じと勝手に思い込んでしまいました。

『勝手な思い込み』が『違う』時って、相手も自分も心が少しざわざわしてしまうものです。



お子さんに対しても

勝手な思い込みで話をしたりしない

うち子はわがままだから、とレッテルを貼らない



心がけていると、お子さんの良い面がいっぱいいっぱい感じられるようになりますよ。



2021/08/02

開催中の東京オリンピックでは柔道団体が銀メダルに輝き、8月1日付け読売新聞朝刊に井上康生監督の選手強化策の記事が載っていました。

 

記事によると井上監督は、対話重視の姿勢で代表チームをまとめ上げたそうです。




「自主性を持たせ、自立させることが、能力を伸ばすこと。」

精神論や根性論に頼りがちだった柔道界の空気を変えようと、積極的に選手の声に耳を傾けた。

(読売新聞8/1朝刊紙面より抜粋)



そういえば、なでしこジャパンが2011年にFIFA女子ワールドカップで優勝した時にも、当時の佐々木則夫監督は、選手の話にとことん付き合って、しっかり話を聞いて信頼関係を築き、選手の自主性を育てていったことを、何かの機会に話していらっしゃいました。




子育てでも、親の効果的な聞き方で、子どもが自分で考えて行動し責任を持つ自律心を育てていきたいですね。



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