先日、草加市谷塚文化センター彩の国教育週間事業の一環として、家庭教育学級親業講演会がリアルで開催されました。
コロナ禍で講演会開催は約2年ぶりでした。
子どもと話が出来る親になろう〜思春期だって怖くない〜
お子さんが話をやめたくなるのはなぜ?
親業訓練協会が発行している機関誌『ヒューマンリレーションニュース』から、実際に有った事例をご紹介します。
マラソン大会で「15位以内に入る」という目標をたてた息子(小3)。
2週間前の練習では16位。しかし、その後、練習のたびに順位はさがっていった。
大会前日の夕方。「今日の練習は28位だった」と、かなり自信をなくしている様子。
子:あ〜あ。明日もうだめかもしれない(ため息まじり)
私:何言ってるの!?やる気になれば何だってできるの!
子:今日は歩道に軽トラがたくさん停まっていて…
私:もう、軽トラなんて投げ飛ばす勢いでいかなきゃだめ!
子:・・・(ため息)
私:あなたは学年の中で一番遠くから通学していて足が丈夫なんだよ。野球のランニングで6年生についていってるじゃない。お母さん、明日はアニマル浜口みたいに「気合いだ!気合いだ!」って立っていようかな
子:・・・(ふてくされた様子で離れていった)
(親業講演会発行HRN2012冬号より抜粋)
我が子が自信を無くしている様子の時は、励ましたくなるのが親心ではないでしょうか。
ご参加の皆さんも一様に、うんうん、言うよね。っておっしゃっていました。
でも、言われた息子さんはため息やふてくされてその場を立ち去りました。
あなたのためを思えばこその言葉、思わず言ってしまった言葉が、場合によっては、子どもを傷つけることもあることをご紹介しました。
会話を途切れさせないために親が出来ることはなんでしょう?
あなたのためを思えばこその、親の意見を言わずに、子どもの心のなかのモヤモヤをわかろうとすることです。
『体操教室、やめちゃおっかなぁ…。って言われたら、そうだね、やめちゃえば。って会話をぶった切っちゃダメなんですね。』
そんな感想を頂きました。