親の意見とナスの花は千にひとつも無駄はない
という昔からのことわざがあります。
ナスの花は咲けば必ず実をつけるのと同じように、親の意見というものは、すべて子のためになることの教えとあります。
私は親業を学ぶ前に子育てをしていたので、子どものために、良かれと思ってアドバイスばかりをしていました。
〇〇したほうがいい。
〇〇するべきよ。
その時の私は、『言われて学習して身についていくんだ』と思っていました。
しかし、親業を学んで愕然としました。
子どもの考えるチャンスを奪い、自分は考える能力がないんだと思わせてしまい、責任感も育たないとわかったからです。
私はNHK朝の連続テレビ小説が大好きです。
今週の『おかえりモネ』では『アドバイスすること』について考えさせられるシーンが描かれていました。
熱意に応えなきゃって、やみくもにあなたの意見にしたがったかもしれない。
あなたに愛着や恩義を感じて。
それで最悪な結果になったら、お互い耐えられないですよ。
大人同士でのシーンでしたが、親子の場合で、望む結果が迎えられなかったらどうでしょうか。
ママが言ったとおりにしたのにダメだったじゃないか!
パパ、○○しなさいって、言ったよね、どうしてくれるんだよ!!
あなたのためを思って『アドバイスがしたくなったら』、親子関係が崩れてしまうリスクがあることを覚えておきたいです。