先日、家人から〇〇はどこにあるの?と聞かれて、
あーそこ、ほら、そこの中に入ってるよ。と〇〇が入っている戸棚を指さしながら伝えると
そこってどこ?ないじゃん、右?左?と家人が言うので
ほら、そこにあるじゃん。
という、なんとも不毛な会話をしてしまいました。
いくら指をさして方向を示したとしても『そこ』という言葉では伝わらないことのほうが多いかもしれません。
そんなことを改めてしみじみ感じたのは、NHK朝ドラ『おかえりモネ』の中でのセリフでした。
大型の台風到来に備えて今は全くその気配すらない状況下で、被害を未然に防ぐためにどうしたら避難を喚起できるのか。
起きていないことに対して危機感を抱いてもらうのは難しい。
難しい状況にある患者さんには少し先の未来に起こるであろうことを、出来るだけ具体的に想像できるように説明するようにしています。
お医者さんのセリフですが、そのなかの
出来るだけ具体的に想像できるように
これが伝え方の基本のキなんですよ。
電子レンジの上の食器棚の、観音開きの扉、右側の扉ね、その戸棚の下から2段目に〇〇が有るよ。
と具体的に伝えることで、想像しやすくなって、誤解も招かず、あぁここね、と相手も納得できます。
これで不毛な会話もしなくて済むようになるってものですね。